<キャンピングカー COM PASS 購入編>
 
                ● 長年 カーキャンピングで使用した マツダ MPV



 14年間 車中泊の旅に使用したマツダMPV 2500cc V6 エンジン。ルーフキャリアを設置 車内は運転席を除いて、座席を外して床を真っ平らにして、マットを敷き詰めました。
 装備は 冷蔵庫 電気釜 携帯ガスコンロ 予備電源(サブバッテリー2個)など車中泊に必要なものを全て揃えています。MPVの良いところは、最後尾に床下スペースがあり、寝具を収納出来た事です。
 車はパワーがあり、どんな道でもスイスイ走れます。エンジン音は、とても静かで振動もありません。エンジン掛けっぱなしで寝ても全く気になりません。3ヶ月間の長旅でも快適に過ごせました。
 しかし、年をとってくると、窓の目隠しの作業や、布団の出し入れ、腰をかがめたままの着替えなどの動作が難儀になりだしたのです。そこで、新しくキャンピングカーを購入する事にしました。




          ● バンコンバージョンにするか? キャブコンバージョンにするか?

 キャンピングカーショーを2年に渡り見て回り、写真、ビデオ撮影をして、カタログを集めました。実際に現物を見て、沢山の資料から装備や車体の大きさなど検討を重ねました。 正直、数が多すぎて迷ってしまいます。
 自分の生活スタイルに合った車は・・・?
    ▲経済的には、所有する車は1台 ▲旅にも、日常の生活にも使える ▲ 今までのカーライフから
    して、パワーに余裕が欲しい  ▲自宅の車庫(駐車場所の幅、長さには問題無いが、建物の庇の高
    さに不安が有る、入口の道幅が狭い)に入るか ▲ これから年を取る、運転が楽で、息子、娘夫婦
    でも気楽に乗れる車
 バンコンに決定だよ〜!!
    ○キャンピングカー以外に軽自動車を買う事も検討したが、妻が運転しないので無駄 ○キャブコン
    で日常の買い物などで使用するには、大きすぎて抵抗感がある ○ガソリン2700cc、 ディーゼル
    3000ccにしても、車重が重ければ動力性能が落ちる ○車高は、2.6m以下にする ○いままで
    運転してきた乗用車より、大幅に大きなキャブコンは、取り回しが大変
    ・・・と云う事で、先ずはバンコンに決定。




● バンコンバージョンは・・・ホワイトハウスのCOM PASS コンパス(旧アム クラフト製)に決定!!



 上の写真は、検討の結果選んだ車種の一部です。 ○エンジンは、振動、静音性を考えてガソリンエンジン ○排気量は、3000cc以下で、大きい方が良い ○車長は、フェリーの料金設定を考えて、5m以下に ○ 車幅は、 広い方が良い ○ 車高は、車内で立てるのが理想(僕の身長は176cm) ○常設ベットの設定がある事 ○夏でも快適に過ごせる事・・・過去の長旅の経験から、真夏の車内は窓・ドアー開けていても蒸し風呂。エアコン設定も良いが、 長旅には電源が問題。発電機は先ず使えないと考えたほうが良い。周りにキャンプ客が一人も居ない所は皆無、そんな所では安心してキャンプが出来ないよね。夜間の発電機の騒音は相当なもの、使用は絶対不可能。 ルーフを開けられて、風通しを良くする方法がベストか?
    ***上記の条件に合うのは・・・ホワイトハウスのCOM PASS***




                  ● いよいよ・・COM PASS コンパスを注文するぞ〜!!


 キャンピングカーの車種が決まったので、毎年恒例の夏の北海道旅を早めに切り上げ、8月下旬に帰宅。旅に出ない、冬の時期に納車(車検サイクルも冬になる)して貰う為、早速見積もりをする事に。

 ●グレードは・・・ガソリン車2700cc・AT 2WD(先ず、積雪の道を走らない・燃費も4WDより良い)
 ●トヨタオプションは・・・▲アルミホイール▲サイドバイザー▲バックモニター内蔵自動防眩インナーミラー
                ▲ボディカラーはホワイトパール
 ●CANPERオプションは・・・▲サイドオーニング 3m(車外での食事、車外でくつろぐ時、雨の日の車の乗り
                    降りには必需品)
                  ▲ソーラーパネル(長旅の経験から、車中泊には、電源管理が最重要。100W
                    程度と思われるが、無いよりマシかな?DIYで200W程追加予定)
                  ▲電動サンルーフ(車内の風通しと、ルーフアップした時、何とか、上半身を上
                    段ベットから出せそう。高い所から外を眺められ、男のロマン、冒険心を誘わ
                    れるぞ!)


 オプション追加料金は・・・56万円程かな。9月に入って見積書が送られてきて、税込(8%)734万円程になりました。予算の範囲内に収まりましたので、すぐに注文する事に。

 注文時に、手付金100万円を振込んで、注文完了。12月下旬の納車予定でしたが、ベース車が、トヨタからホワイトハウスキャンパーの工場への納車が遅れて、翌年の1月下旬になりました。
 ベース車の入庫に3ヶ月近く、COM PASS 製造行程が1ヶ月半程です。


 車の搬送は、愛知県名古屋市から九州までですので、当然、トラックに積んで運ぶものと思っていました。
ところが、ビックリです。なんと船で運ぶとの事、この方が、 万が一の時にも、補償があり、新車にも負担が少ないそうです。但し、輸送日数に1週間ほど必要です。1台のみの搬送にも、こんな輸送方法があるとは初めて知りました。日本の物流システムは素晴らしいですね!




                     ● 車庫証明申請は自分で手続き







 車両購入先と当方居住地が離れているので、自分で車庫証明申請手続きをする事になります。申請書類は会社から送ってきましたが、 居住地の警察本部のホームページからでも書式をダウンロドできます。

 申請書類は、・・運輸支局用・警察署長用・標章の申請者保管用・標章の警察署長用・・の4枚複写書式になっています。それに、・・保管場所の所在図・配置図・・と・・保管場所使用 権原疎明書面(自認書)か保管場所使用承諾証明書・・に必要事項を記入します。4枚複写の書類には、4枚とも朱肉で捺印します。

 記入上の注意点は、住民票に記載された正式の表示(1−23−45ではなく 1丁目23番45号などと)を書きます。駐車場を借りている場合は、3ヶ月以上の使用期間にする事。

 申請書類は、保管場所(駐車場)のある地域を管轄する警察署(交通課)に提出します。申請の際に2200円、証明書を受領する際に550円必要です。 申請から4日ほどで、警察署長の公印が押された運輸支局用・標章の申請者保管用と保管場所標章が交付されます。



 新車登録手続きは、先方に依頼するので、委任状を作成します。捺印は実印を使用し、印鑑登録証明書を添付します。***折角だから、希望番号申請しました。 旅の相棒、柴犬 虎太郎君の誕生日だ!!***
 以上の書類を揃えて、車両購入先に郵送して、全て完了。

 ちなみに、新車登録手続きについては、行政書士に全て依頼するそうです。全国規模の組織で、登録地の運輸支局担当の行政書士 が登録手続きをしてくれ、自動車検査証とナンバープレートが交付されます。
 キャンピングカーの販売店は、ナンバープレートの封印権限を持っているので、納車地で運ばれてきた車にナンバープレートを取り付けるのです。 勿論、行政書士への依頼料は掛かるのですが、全国どこへ車を販売しても、車の登録手続きは簡単に出来るのですね。本当に便利な世の中になったものです。これなら販売店の営業マンも楽チン!

 後は、コンパス COM PASS が自宅車庫に到着するのを待つだけだよ!




                     ● コンパス COM PASS が我が家に到着



 車庫に入れるかどうか心配していましたが、余裕で駐車出来ました。ルーフを上げる時は、石垣側に寄せないと、軒先に当たります。



                ● トヨタ ハイエース S-GL ワイド のオプション

 ▲ ボディカラー ホワイトパール 3万円(税抜) 白色は汚れが目立つが、一番無難な色で、車体も大きく見える。パールの艶も気に入りました。 

▲ アルミホイール 6万円(税抜) 車重も少しは軽くなるか。何よりも、全体的に豪華に見える。
 



  ▲ サイドバイザー 14,400円(税抜) 旅に出れば雨の日もある。後席の左側小窓は雨が降込む、運転・助手席の窓を少し降ろして、後席右の外開き窓を開ければ車内空気の入替えが出来ます。



 ▲ バックモニター内蔵自動防眩インナーミラー 34,000円(税抜) 後退時の安全確認には、リアミラーより真後ろが良く見え易いと思います。



                      ● COM PASS の車体諸元

 ▲ 車検証記載 全長 484 Cm 全幅 194 Cm 全高 206 Cm 車両重量 2410 Kg です。ベース車両との差は、全長は同じ 全幅 + 6 Cm 全高 − 45mm 車両重量 + 約510 Kg(トヨタオプションを考慮して)となります。
 この数値からすると重さは、僅か 0.5 トンの増加 キャンピングカーでの一番の問題点は、動力性能と思います。キャンピングカーと言えども、車である事が基本です。車体を大きく、装備を充実すればする程重くなり、走りが犠牲になりますよね。登り坂でイライラするのはゴメン!ストレスがたまります。 僕の考えていたとおり、キャンピングカー コンパス は 理想の車でした。


                    ● 納車のコンパスにトラブル発生!

 長文になりますが、顛末を詳細に記載します。

 納車後の寒い時期には、旅の予定は組んでいませんでしたので、もっぱら自分流の旅に必要な装備品を揃えたり、コンパスの快適化へのDIY工作に専念していました。いよいよ待ちに待った春がやって来ました。ちょっと車の中が暑くなってので、エアコンのスイッチを入れたのです。

 ところが、風は吹出し口から出るのですが、外気のままで冷風は出ません!ボンネットやエンジンルームを開けてチェックしてみるも原因がわかりません。フロントとリアのエアコンのスイッチにも異状なし。エアコンガス点検窓を覗くと、泡が見えないのでガスは満タン入っているのかな・・? などなど色々考え ましたが解決出来ません。

 新車でまだ200Km程しか走っていないのに故障は考えられません。あすにも、昨年から計画をしていた、新車のキャンピングカーでの初めての旅に出発しょうと思っていたのです。エアコンが効かなくては、とても長旅は出来ません。

 地元のトヨペットを電話帳で調べて、とにかく見てもらう事にしました。 気は焦るのですが、数日後の予約が取れて、トヨペットへ搬入して点検してもらう事にしました。なんと!エアコンのガスが全く入っていない。エアコンのパイプ関係を全てチェックしなければならないので、修理には専門の業者に依頼し2〜3週間かかるとの事。代車が用意出来る数日後に再度コンパスを持込む事になりました。新車ですので、トヨタの補償で修理が出来ると云うので安心はしましたが・・・修理に長期間かかるのにがっかり・・・この上なし!!


 念のため、ホワイトハウス営業マンに教えてもらっていた、ホワイトハウスキャンパー事業部の工場長に、エアコンガス漏れの件を聞いてみる事にしました。
 ▲ コンパスのエアコンガスが漏れているのですが・・・・即回答「エアコンガスの注入を忘れていたかもしれない。運転席上部分のエアコンパイプを動かした際にガスを抜いた」
 ▲ 作業後の点検はしていないのですか?・・・・即回答「点検はしていませんでした」「トヨペット店には、ガス注入を当方から依頼します」


 数日後、エアコンガスの準備が出来たとの事で、地元のトヨペット店へ

 真空引きをしてエアコンガスを注入するとの事で、数時間掛かりました。やれやれ、やっと修理完了と車を受け取ると、トヨペットの整備士さんが、工場から表に出した際に、運転席の上の方からシューっと音がしたとの事、ガスが漏れているかもしれないと言うではないですか!

 まさか?・・と思いながら、帰路すぐにエアコンのスイッチを入れると、冷気は出ています。安心して、エアコンを切り、30分程で自宅に到着、車庫に入れて再度エアコンのスイッチを入れるも冷気が全く出ない!!・・エアコンガス点検窓を覗くと、小さな泡が全く出ていない。完全に漏れている。


 この件を、ホワイトハウスキャンパー事業部の工場長へ連絡すると、地元トヨペット店へ出張修理してくれる事になりました。

 ▲ ガス漏れの原因はなんでしたか?・・・・工場長の答え「バブルの締め忘れでした」


 とにもかくにも、エアコンの修理は完了しました。

 出張修理を手配してくれたホワイトハウス キャンパー事業部の責任者へ、お礼の電話をしょうと掛けたところ、キャンピングカーショーで出張しており、連絡が取れないとの事。いまどき、仕事時間中に、顧客からの電話に対応できない会社とは?不思議な感覚を覚えました。又、出張が終わった後にも、責任者からの電話連絡も無し、止む終えず痺れを切らして、当方から電話する始末。大きな会社なのに、・・・どうなってるんだ?

 やれやれ、精神的にも肉体的のも今回の件は、参りましたね。何よりも、一年前から計画していた、新車キャンピングカーでの四国八十八箇所霊場の閏年の逆遍路が、半月程遅れてしまい、計画の立直しです。年寄りにはきつい事ですね。
 

                    ● ホワイトハウスの対応に疑問! 



 ホワイトハウス キャンパー事業部は、最終的には出張修理で対応してくれたのですが、これは当然の事ですよね。全額現金で購入したコンパス、販売側は完成されたキャンピングカーを購入者に渡すのが義務と思います。

 ただ、修理したからそれでいいだろうでは、済まされない事です。楽しみにしていた新車での初めての旅が台無しにされたのですから。今回の件で、旅の計画の練り直し、半月程時間を無駄にされ、地元のトヨペット店に何度も足を運び、 当方としては、大変な肉体的、精神的被害を被ったのです。

 キャンピングカーも車です、人の命にかかわる車の改造をしているのですから。しっかりした管理体制で商品の販売をして貰いたいものです。相手に迷惑をかけたなら、それなりの謝罪をするのが世間の常識と思うのですが。当方の被害に対して、誠意を示して、それ相応の賠償をすべきですよね。こう言う事は、気持ちの問題!

 ホワイトハウス キャンパー事業部の責任者の対応は次の通りです。


 ▲ 当方の受けた迷惑、被害を詳細に説明すると・・・・責任者は「すぐに出張修理したので、それ以上の事は出来ない」

 ▲ なんらかの形で会社として誠意を示せないのか・・・・責任者は「例えば、エアコンガスが車内に漏れて、前が見えなくなって事故を起こした様な事では事故補償をする」

 ▲ 当方が実際に被害を受けた事に関しては・・・・責任者は「そんな事情は考慮出来ない。」


 ネットで調べてみると、ホワイトハウスは、外車の新車・中古車の販売がメインの会社のようですね。キャンピングカーの販売については、いつ頃からやっていたのか分かりませんが、小型の乗用車にホップアップルーフを架装したのを販売しています。

 コンパスをはじめ、ハイエースに架装したキャンピングカーは、アムクラフトが製造していました。僕がコンパスに焦点を絞ってキャンピングカーの購入検討していた頃は、アムクラフトと言う会社でした。ところが、途中で事業譲渡がされてホワイトハウスに引き継がれたのです。

 不安はありましたが、コンパスが自分に一番ピッタリでしたので、引続きコンパス購入に進んだのです。製造から10年程の歴史あるキャンピングカーです、ほぼ完成し尽くされた車と思います。

 今思えば、不審な点は多々ありましたね。ホワイトハウスへ事業譲渡された後、ホームページを見ても、長期間コンパスのページが更新されていません。ホワイトハウスキャンパーのホームページには、キャンピングカーの開発プロセスにページを割いて、肝心のこれからキャンピングカーを買おうとする者の視点 からの情報が少ないのですね。

 大々的に打って出た、ツアラー600Lについては、カタログ請求ページもありません。何か問題があったのかな?又、架装部分についての補償についても全く説明がないのです。・・・営業マンに聞くと、1年間あるとの事ですが、口頭だけで、保証書の発行もありません。・・・大丈夫かな〜?

 大金で購入するので、色々不安があったのですが、コンパスの魅力に負けてホワイトハウスから購入したのです。不安は的中しましたね!苦笑い・・・!!

 遠隔地から購入するので、万が一故障があっても、十分な対応は期待できないと覚悟は決めていました。どうせ、架装部分は1年間しか保証期間はありませんし、メカには少々自信がありますので、ある程度のことは自分で修理出来ます。

 これから、コンパスを始め、ホワイトハウスからのキャンピングカーの購入の検討されている方への参考になればと、今回のトラブルについては、詳細に記載アップしました。最後に、キャンピングカー コンパスは完成し尽くされた、素晴らしい車であることには間違いありません。




                      ● コンパスでの初めての旅へ

 前述のトラブルで少々疲れましたが、年寄りには残された時間に限りがあります。気を取り直して、いざ出発。最初の旅は、四国八十八ヶ所霊場のお遍路です。今年は閏年で、逆打ちすれば、ご利益が大きいとの事。

 左の写真は、相棒 虎太郎君 の遍路姿ですよ!お不動さんのバンダナを背負い、88番札所から出発し1番札所までお遍路しました。各札所ではカメラの放列、カワイ〜・・カッコいい・・偉いね〜・・などなど、虎太郎君の遍路姿に感動した様です。満願成就の後は、お礼参りに高野山へ。虎太郎君はしっかり頑張ったんだ!

 右の写真は、虎太郎君の指定席です。旅へ出る前は、セカンドシートとサードシートの間の床が一番安全だろうと、専用シーツを置いていたのですが、周りが見えないのが気に入らないようで、この位置に決まりました。
 



  家の車庫で、コンパスに慣れさせる為に何度か乗り降りさせていたのですが、新しい車を怖がっていました。どうなるものかと思って旅に出てみると、ご覧のとおり、完全にリラックスして、広い車内で旅を楽しんでいましたよ!

 一ヶ月間の長旅で、実際にコンパスを使ってみると、装備の不足や、改良すべき点が見えてきました。各編で、今回新たに装備したものや、改善した事を追加しています。

 コンパスの乗り心地は快適で、パワーがあり、運転も楽でした。ただ今までは、マツダMPVに乗っていたので、路面の大きな凸凹の衝撃は全く感じ無かったのですが、ハイエースは、ガタン・ガタンとかなりの衝撃です。本来は貨物車ですので仕方ないですね。

 今回の旅では、まだ寒さを感じる季節でしたので、ルーフをアップしておらず、使い心地は分かりません。夏の旅では試してみて、次にページアップしたいと思います。




                   ● 夏の北海道旅でルーフをアップ



 車中泊旅の第2弾は、北海道を目指して日本列島を北上。夏の一番暑い時期に北の大地に滞在し、涼しくなってから本州に渡る3ヶ月の長旅をしてきました。
 北海道では、雨の日以外はルーフをアップし、スライドドア用網戸とリアドア用網戸を使用して過ごしましたが、風通しが良くて車内にいても快適でしたよ。
 小雨程度でしたら、ルーフをアップしたままでも雨が車内に浸入する事はありません。雨が強くなると、ルーフテントの縫い目部分から雨が染み込んできますね(対策は内装編に記載)。




                ● コンパスは進路を南へ 奄美大島・沖縄に渡る



 車中泊旅の第3弾は、気候の良い春の時期に奄美大島・沖縄へ行って来ました。鹿児島港から奄美までは約400K 11時間、沖縄までは約700K 23時間。 虎太郎君にとっては、初めてのフェリーの長旅、車の中に缶詰状態ですので、行きは奄美大島に立寄って1週間滞在し、体調を整えてて沖縄へ渡りました。帰りは鹿児島まで直行。

 沖縄航路のフェリー料金は高額ですよ、片道約10万円、キャンピングカーは貨物扱いの料金設定で、乗用車よりも高くなります。

 1ヶ月間車中泊旅をしましたが、道の駅の中で一番快適だったのは、「ゆぃゆぃ国頭」でした。新しく施設が拡充されており、夜間も静かです。奄美、沖縄には、温泉はもちろん、入浴施設が少ないのが難点ですね。




                ● コンパスでの生活にすっかり慣れた虎太郎君

左の写真は移動中のスタイル、ほとんど寝ている状態ですね。右の写真は車中泊時に外の景色を楽しんでいる様子。



                       ● コンパスとの旅スタイル

 なかなか、コンパスを真上から見る機会はありませんでしたが、北海道へ渡る大間フェリーターミナルで見る事が出来たよ!ソーラーパネルの配置、バランスも・・まぁまぁだね。
 道の駅 摩周温泉に新しい駐車場が出来ていました。駅棟から200mほど離れていますが、静かで、森の中のオートキャンプ場みたいな雰囲気です。そばには釧路川が流れ、水郷公園や湯の島公園があり、環境抜群の場所ですね。 コンパスであれば駅棟から離れていても余裕で車中泊を続けられます。車で5分以内の所に、スーパーやコンビにドラッグストア、ガソリンスタンドがあります。今回は2回訪問で計2週間過ごしたよ!
 



                          ● 初めての車検

 新車購入から2年間が、あっという間に過ぎ、初めての車検です。民間車検場です、地元のトヨペットにするか、以前乗っていたマツダMPVの車検を依頼していた会社にするか迷いましたが、ネットで 調べてみると自動車メーカー関連の工場はかなり高額になりそうなので、今まで受けていた指定工場にしましたよ。

 いろいろ快適化工作を進めてきたので、車検を受けるにあたり新車購入時の状態に近づけました。車検に引っかかる様な大きな変更はありませんでしたが、左の写真・・・座席はヘッドレストを付け、シートベルトを見える様に 座席の上に置き、助手席も元通りに設置しました。就寝設備として、マットを7枚定位置にセット。水道設備として、給排水の10リットルポリタンクをホースに繋げて水は入れずにセット。炊事設備として、カセットガスボンベ をセットしました。右の写真・・・ソーラーパネル、アンテナ類は取外し可能なネジで固定しているので問題なし。リアキャリアは車長の1/10以下でしたが、念のため取外しました。

 上記の状態(走行距離19,000Km程)で指定工場の持ち込みましたが、問題になる点はなにもありませんでした。キャンピングカーの構造要件は、目視検査だけの様ですね。

 この会社の料金設定は立会いコースで、車検基本工賃9,800円 継続検査料10,000円 ワンボックス車割増3,000円 キャンピングカー割増5,000円 事務手数料3,500円(全て消費税抜き)です。法定費用は、自賠責30,210円 重量税24,600円 印紙代1,100円です。 別に、オイルエレメントの交換とブレーキオイルの交換をして、総額90,265円(消費税込み)となりましたよ。まぁまぁの金額、安くあがったかな?・・と思います。




                    ● 晴れの日もあれば雨の日もあり

 長旅を続けていると、台風、豪雨、地震、大停電などなど色んな事に遭遇しますね。大変ですが、退屈せずに、また面白いものです。
 その土地土地の旨い物を食べるのも楽しみです。雨の日には、温泉にでも浸かってのんびりするか!




                         ● 未知との遭遇

 虎太郎君 旅をすれば色んなものに遭遇します。なんだ?なんだー?世の中こんな生き物がいるんだな。これだから旅はやめられないよネ!



                    ● コンパスのバッテリーを交換

 新車から3年半程、北海道を旅している時に、ハイエース自体のバッテリーが弱くなってきました。走行しても以前の様に電圧が上がらなくなってきたのです。 途中でエンジンが掛からなくなったら大変ですので、早めに交換する事にしました。
 オートバックスで、容量の大きい無補水タイプの90D23Rを購入取替えてもらいました。26,998円 交換料金540円 消費税(8%)込みで計27,538円也。予定外の出費だったネ!




                       ● 2回目の車検を受ける

 あっと言う間に次の車検の時期が来ました。車内、外装は初めての受けた車検の時の様に設定をして、同じ指定工場で整備を。
 消費税(10%)込みで、73,346円 特別に交換を要する部分は無くて、前回と同じく、オイルエレメントの交換とブレーキオイルの交換をしました。前回より17,000円安く上がりましたよ。何でも4回のオイル交換無料制度がなくなって 安くなったとの事、まぁ〜、僕の場合、2年間で15,00Km位の走行ですから、車検ごとのオイル交換で大丈夫かな?




                  ・・・ 続く ・・・