福岡県糟屋郡篠栗町にある篠栗霊場の始まりは、天保6年(1835年)尼僧慈忍が、篠栗村に88ヶ所霊場の創設を発願したことが、契機だそうです。
尼僧慈忍の遺志を継ぎ、篠栗村田ノ浦の篤志家藤木藤助翁が村の有志5名とともに、四国霊場の砂を持ち帰り、88体の石仏を刻み、
村内の清浄無垢の地に安置して、お祀りしたのが篠栗新四国88ヶ所札所の始まりです。 また、弘法大師空海は、大同元年(806年)唐留学を終え帰朝しましたが、
その第一歩が福岡博多の地です。その際、若杉山を最初の霊場として、真言密教を説かれました。現在、若杉山には、篠栗88ヶ所の奥の院があります。
今日、日本三大新四国の一つとして、全国から多くの巡拝者が訪れています。
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